学部就職という選択肢について

一年前まで就職するつもりが微塵もなかったのに,なぜ就職することになったのかという経緯と,学部就職について少し書いてみたいと思います.

対象としては今のB3の方だとか,計数工学科の学部就職について知りたい方という狭い範囲になってしまいますが,よろしくお願いします.

 

時系列に沿って説明していきたいと思います.

 

三年春

確かこの時期に文系理系関係ない,就職ガイダンスみたいなものがありました.内容としては就活のスケジュールから自己分析というのが大切である,とか就活全般についての情報を得ることができました.

このガイダンスを受けて,面接対策,具体的には自己アピールの練習だとか,グループディスカッションの練習をきちんとしないと大変そうだなと思いました.世間では就活用にグループディスカッションの練習会みたいなものがあるらしいです.知らない人とお話しするのは嫌いなので自分は行ってません.

この時点で就活大変そうだしとりあえず院行けば就職困らないだろうな~と思い就活という文字を頭から消しました.

 

工場見学

計数工学科では自分の年では二か所,工場見学がありました.その名の通り工場と,きれいなオフィスを見学しただけです.

 

三年夏・冬

最初から学部就職しか選択肢にない方はインターンに参加したりと,実りある夏・冬を過ごすのではないかと思います.自分はバイク乗り回して遊んでいただけです.

 

三年冬(2月)

この時期に学部生と数理,システムの院生向けの就職ガイダンスがありました.ここでの重要な内容としては,就職に推薦枠というものが存在する点です.この就職ガイダンスに行くと,どの企業が推薦を募集しているか見られるサイトのURLとパスワードがもらえます.ガイダンスの時点では就活解禁していないので,去年の推薦枠についての情報しか見ることができませんが,3月になると今年の推薦枠についての情報をみることができます.

具体的にどういう企業が推薦枠を募集しているか,さすがにここには書けないのですが,手元の資料によると100社程度は載っています.(資料が欲しい方は連絡して頂ければなんとかするかもしれません.)

推薦枠について補足説明をしておくと,一番のデメリットは受かったら基本内定辞退をすることはできないらしいです.さらに推薦とは言うものの結局二回程度は面接する必要があったりとなかなか世の中甘くなかったです.

 

三年冬(3月)

この時期に企業説明会があります.3月上旬に3日かけて各企業が説明をしてくれるらしいのですが,行っていないのでわかりません.一言注意しておくとみんなスーツできてるので私服で入れる空気ではありませんでした.

 

四年春(4月)

気持ちとしては,院死したときの保険として内定(細かく言えば内々定)1個でもあると生きやすいかなと思って気になる企業に申し込みをしました.

自分は数理の人間なので数理のことしか知りませんが,少なくとも木曜以外の3,4限は必修の授業があるので,何十社も受けるといったことはさすがに難しいかと思います.就活を理由に必修の授業を休むことが可能なのかはわかりません.

 

四年春(6月ごろ)

ここらへんの時期に内々定をもらいました.が院試の結果まで返事を保留させてもらえるのかと思いきや,自分の受けた会社では考慮してもらえませんでした.そこで二週間くらい考えたのち,院試勉強するのが面倒なので就職しました. 完

 

最後に計数工学科の学部就職の状況について知ってる限りを書いてみます.基本的に学部就職する人の割合は1割にも満たないのではと思います.これも2月の計数内での説明会で多少情報はもらえるのですが,去年は確か60人中1人とかで,今年は数理の分しかわかりませんが30人中3人です.

基本的に院に進んでから就職することと比べて,学部で就職するとお得な点というのはそんなにないかと思います.生涯賃金だとかも調べてみましたが,正直企業に依りますし,院生のほうが企業の選択肢も広がるのではないでしょうか.

ただ,院に対して希望を持てないといった人や,とっとと就職したい.という人にたいしては学部就職という選択肢を考えてみるのも一つではないかと思います.