レンタルバイク 記録
オートレース体験記
1.はじめに
社会経験としてオートレースというものをやってみたので記録する.
そもそもオートレースとは,競馬競輪競艇と並ぶ公営ギャンブル(公営競技)のひとつであり,オートバイを用いたレースのことである.
ここで用いられるバイクは一般のバイクとは異なり,エンジンがむき出しで600cc程度のものである.最高速度は150km/hと公営競技の中では最速らしい.
物は試しにと東京都内から一番近くにあった川口オートレース場にいってみることにした.
2.初回
オートレース場の雰囲気を味わうことを目的として2/7(水)のオートレースを見に行くことにした.平日なのでそんなに人もいないかと思ったが,老人がたくさんいた.見た感じ9割は老人で,同世代の人は1%もいないのではといったレベルだった.バイクが飾ってある小さな美術館のようなものがあったのでバイクを眺めた後,オートレースの基本用語や賭け方のパンフレットを入手し試しにかけてみた.
オートレースの特徴として挙げられるのが,試走とハンデである.試走は本番の20分ほど前に実際に走り,100mあたりのタイムが計測される.またハンデは今までの成績をもとに,10m単位で与えられる.例えば競馬だと重量でハンデを付けるのでここは大きく違う点である.
10m=0.01秒換算らしいので,試走タイムとハンデだけをみて600円ほどかけてみたが,見事に外れてしまい,かつ一番に来ると予想した選手は最下位だったりと向いてないことに気づき撤退した.
3.リベンジ戦
1回くらいは当ててみたいと思い,今回は下調べをきちんとしたのち賭けてみることにした.戦略の一つとして,機械学習を用いて予想してみるのも一つかと思ったが,データが少ないのと,すでに似たようなものがネットに公開されていたので今回は次の要素を用いて予想した.
3.1.参考にしたもの
・出走表:特に最近10走の平均競争タイム,成績,ハンデ,試走と本番の差を示す試走偏差
・あるサイトの予想:これは本命,対抗などが書かれていた.
・レース場で流れているテレビ放送:レース前にレース展開の予想と本命などを教えてくれる.
・レース場にいたおじさん:予想屋らしき人がちらほらいて,大声で展開予想をしていたので参考にした.
・オッズ:当てたときの倍率
3.2.レース結果
お昼ごろから最終の12Rまで参戦した.目的としてはまず当てることとして,収支を考えた賭け方はしなかった.
7R
とりあえず当ててみたいと思い,単勝(1位を予想),複勝(1,2,3位に入る1車),ワイド(1,2,3位に入る2車),二連単(1-2位予想),二連複(1-2位予想で順序は問わない),三連単,三連複と一通りかけてみる.
平均競争タイムとハンデを踏まえて考えると,3,6,7あたりが来ると思ったので3,6,7を中心に700円賭けた.
結果は6-7-2で,2連複の6-7が760円,複勝の6が110円と初めて当てることができた.
ここで複勝はあきらかにしょっぱいのと,1位予想の単勝は意外と難しいとおもったので,他の5種類で勝負することとした.
8R
平均タイムとハンデだけをみると2,6,8あたりが来るのではと思ったが,サイトやテレビの予想を見ると本命として1が挙げられていた.レース場の形が楕円形であるので,基本的に選手たちはインコースを狙っており,つまり内側で混戦した場合,ハンデなしの1,2が有利なのかもしれないと思い次のように賭けた.
ワイド
- 1-2(2口)
- 2-8
二連単
- 2-6
三連複
- 1-2-6
結果は2-1-6でワイドが130円,三連複が1,600円となかなか良い成績が残せた.
9R
先と同様にタイムとハンデから3,7,8とテレビの予想から1の周りで買うことにしようと決めた.
ワイド
- 1-2
- 1-3
二連単
- 7-8
三連複
- 3-7-8
- 1-7-8
ここまでの調子からしていけるのではと思ってレースを見守った結果,1-8-7と二回連続で三連複が当たった!と思いきや,審議が入ることになった.
オートレースでは細かなルールが決まっており,簡単に言うと進路妨害などが反則に当たる.この三連複が当たっていたら+1,390円であったが,残念ながら7が失格で1-8-5という結果になってしまった.
10R
思い切って1,000円賭けてみたものの見事に外す結果に.
11R
このレースは明らかに8が強そうで,かつどこの予想も8を本命につけていたので8を中心に賭けてみた.
肝心のレースはどうなったかというと,8がフライングで再走となり,厳しいかと思ったが結果は8-2-4で二連複が当たったが210円どまりで,明らかに賭け方が悪かった.
12R
このレースも明らかに8が強そうで,後は3,6,7あたりが来るかなと思い賭けてみた.またオッズを見て人気のあるものは当ててもしょっぱいので三連単はあえて6番人気のものを選んでみた.
レース中一台落車し,それに関連して再び審議が入ることとなった.審議なしであれば
8-7-6で,二連単が560円,三連単が1,530円の払い戻しとなるが...と9Rの再来となってしまうかと思ったが,ここは審議で反則とはならずそのまま8-7-6で見事的中した.
4.まとめ
結果としては二日目だけ見れば4,400円かけて5,030円ゲットしたのでプラスとなり非常に良い成績だったと思う.ただ三連単は単純に考えれば1/336の確率なのでもっと高配当であってほしかったが,控除率が30%,つまり賭けられた金額の30%は胴元側のものとなるのでなかなか割に合わないなと思った.
つまり儲けることを目的とせず,娯楽としてであればオートレースはお勧めできるが,バイクのエンジン音がうるさいと思う人に向いていないことは確かである.
学部就職という選択肢について
一年前まで就職するつもりが微塵もなかったのに,なぜ就職することになったのかという経緯と,学部就職について少し書いてみたいと思います.
対象としては今のB3の方だとか,計数工学科の学部就職について知りたい方という狭い範囲になってしまいますが,よろしくお願いします.
時系列に沿って説明していきたいと思います.
三年春
確かこの時期に文系理系関係ない,就職ガイダンスみたいなものがありました.内容としては就活のスケジュールから自己分析というのが大切である,とか就活全般についての情報を得ることができました.
このガイダンスを受けて,面接対策,具体的には自己アピールの練習だとか,グループディスカッションの練習をきちんとしないと大変そうだなと思いました.世間では就活用にグループディスカッションの練習会みたいなものがあるらしいです.知らない人とお話しするのは嫌いなので自分は行ってません.
この時点で就活大変そうだしとりあえず院行けば就職困らないだろうな~と思い就活という文字を頭から消しました.
工場見学
計数工学科では自分の年では二か所,工場見学がありました.その名の通り工場と,きれいなオフィスを見学しただけです.
三年夏・冬
最初から学部就職しか選択肢にない方はインターンに参加したりと,実りある夏・冬を過ごすのではないかと思います.自分はバイク乗り回して遊んでいただけです.
三年冬(2月)
この時期に学部生と数理,システムの院生向けの就職ガイダンスがありました.ここでの重要な内容としては,就職に推薦枠というものが存在する点です.この就職ガイダンスに行くと,どの企業が推薦を募集しているか見られるサイトのURLとパスワードがもらえます.ガイダンスの時点では就活解禁していないので,去年の推薦枠についての情報しか見ることができませんが,3月になると今年の推薦枠についての情報をみることができます.
具体的にどういう企業が推薦枠を募集しているか,さすがにここには書けないのですが,手元の資料によると100社程度は載っています.(資料が欲しい方は連絡して頂ければなんとかするかもしれません.)
推薦枠について補足説明をしておくと,一番のデメリットは受かったら基本内定辞退をすることはできないらしいです.さらに推薦とは言うものの結局二回程度は面接する必要があったりとなかなか世の中甘くなかったです.
三年冬(3月)
この時期に企業説明会があります.3月上旬に3日かけて各企業が説明をしてくれるらしいのですが,行っていないのでわかりません.一言注意しておくとみんなスーツできてるので私服で入れる空気ではありませんでした.
四年春(4月)
気持ちとしては,院死したときの保険として内定(細かく言えば内々定)1個でもあると生きやすいかなと思って気になる企業に申し込みをしました.
自分は数理の人間なので数理のことしか知りませんが,少なくとも木曜以外の3,4限は必修の授業があるので,何十社も受けるといったことはさすがに難しいかと思います.就活を理由に必修の授業を休むことが可能なのかはわかりません.
四年春(6月ごろ)
ここらへんの時期に内々定をもらいました.が院試の結果まで返事を保留させてもらえるのかと思いきや,自分の受けた会社では考慮してもらえませんでした.そこで二週間くらい考えたのち,院試勉強するのが面倒なので就職しました. 完
最後に計数工学科の学部就職の状況について知ってる限りを書いてみます.基本的に学部就職する人の割合は1割にも満たないのではと思います.これも2月の計数内での説明会で多少情報はもらえるのですが,去年は確か60人中1人とかで,今年は数理の分しかわかりませんが30人中3人です.
基本的に院に進んでから就職することと比べて,学部で就職するとお得な点というのはそんなにないかと思います.生涯賃金だとかも調べてみましたが,正直企業に依りますし,院生のほうが企業の選択肢も広がるのではないでしょうか.
ただ,院に対して希望を持てないといった人や,とっとと就職したい.という人にたいしては学部就職という選択肢を考えてみるのも一つではないかと思います.